別れの悲しさ、出会いの楽しみ、色んな感情が巡るこの時期。
気持ちの変化だけでなく、人事異動や新学期、引っ越しなど環境面でも変化がおきやすい春は自律神経が乱れやすくなりますよね。
私もこの時期は1年で1番嫌いです。
そんな時にとても有効なのが言わずもがなコーヒーです。
コーヒーには色んなメリットがありますが、その中で代表的なのがポリフェノールの一種であるクロロゲン酸。
これには主に次の機能があります。
①抗炎症作用
②興奮作用の抑制
①の抗炎症作用は、その名のとおり炎症を抑える効果があります。炎症が原因で起きる様々な疾患に有効なので、がんをはじめ、自己免疫疾患や抑うつ状態、冠動脈疾患など数多くの病気を防ぐことに役立ちます。
そして、この時期に特に有用なのが②の「興奮作用の抑制」効果です。
クロロゲン酸はカフェインによる興奮作用を抑制してくれるので、イライラや心拍数の上昇、不安感の軽減に役立ちます。海外の一部の研究では、毎日数杯のコーヒーを飲むと自殺率が少なくなったとも言われています。また、日本での研究でもうつ病のリスク軽減に有効と明らかになっているそうです。
質の良いコーヒーほど、こうした成分が多く含まれるので、缶コーヒーや大量生産コーヒーではなく、出来ればスペシャルティコーヒーを飲むようにしましょう。
この他にもコーヒーの香りはリラックスや集中力アップの効果が期待出来るとされていますので、周りがバタついている時こそコーヒーを飲んで気持ちを落ち着けることが大切ですね。
ただし、コーヒーの飲み過ぎ(5杯以上)は病気のリスクが上がるとも言われていますので、1日3杯程度が理想です。
色々な変化が起こる4月にこそコーヒーを飲んで大変な時期を乗り切りましょう。